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製品のご案内

卓上型NMR Spinsolve

Spinsolve 卓上型核磁気共鳴装置

卓上型NMR Spinsolve

※製品の仕様と価格は予告なく変更になる場合があります。詳細はお問い合わせください。

新製品リリースSpinsolve 90MHzSpinsolve MultiXの取扱を開始しました。

新製品リリースSpinsolve Ultra は次のアプリケーションに適しています。

・ソフトドリンク中の糖分やアルコールの分析
・軽溶媒を使用した反応モニタリング
・尿中代謝物の分析(ミリモル濃度)
・排水中のコンタミネーション分析他

アプリケーションノート

Posted by Magritek

Spinsolve

卓上型NMR Spinsolveは永久磁石を使用したハイパフォーマンス、コストのかからない画期的なベンチトップタイプのNMRスペクトロメーターです。

Spinsolve画像

手ごろな価格でパワフルなこのSpinsolveは時間・スペース・価格を確実にセーブします。
一つのモデルでC13,F19のほか2DプロトンNMRを見る事が出来るようになりました。

特長:
   He等の冷媒・フィールドロック用重水素化溶媒は不要。
   ラボの実験台やカートに設置し使用可能。
   Spinsolveはコンパクト、低コストで優れた性能を持ち合わせたNMR。
   Spinsolveは有機化学の学生実験、有機合成ケミスト、反応モニタリング、企業のQA,QCに適しています。
   C13, F19,H1のほかHMQC, HETCOR, COSY,2DJRESなど2次元が可能です。
   ベンチトップタイプとして初めてのリリース。
   プロトン専用機にアドオン形式でC13,F19等をアップグレードすることが出来ます。
   早い測定時間(約10秒)。
   簡単な操作法、自動シム調整、GUI(Graphical User Interfaceワンクリック操作)。
   5mmNMRチューブ( 長さ7“)使用。
   インライン・リアルタイム測定可(フローセル対応)。
   簡単なメンテナンス(クリーニング)

Spinsolve画像

Spinsolveは19C, 19F,31Pと1Hオプション2DNMR(HMQC,HETCOR,COSY,JRES)
の測定が可能となりました。
Spinsolveを使うことで13C,19 Fと1HのNMRが同じ装置で測定可能です。しかも、少ないスペースで持ち運びできる重さそれからランニングコストがとても廉価でありながらパワフルで高分解能のNMRスペクトルが普段使うラボの中でIR, GC,LC, MS, FTIRやRaman測定装置などと同じように活用し測定できます。Spinsolveは次のモデルがあり用途に合わせて選定願います。

Spinsolveの各モデル

Spinsolve for Education アカデミック向け1H専用器、アップグレード可能
Spinsolve 1H, 19F, 2D COSYとJRES
Spinsolve Carbon

ハイパフォーマンス13C, 19F, 1H DEPT, HETCOR,HMBC

HMQCを含む
Spinsolve Phosphorous ハイパフォーマンス31P, 19F, 1H

卓上型NMRでは並外れたパフォーマンス

下図はd-クロロホルム中の1モルリドカインの一次元DEPTとHETCORの13C NMR測定結果です。HETCORの結果は炭素とプロトン原子間結合を示し、完璧な構造を解明しています。

測定結果図

測定結果図

下の左図はSpinsolveで測定したイブプロフェンのNMRスペクトルです。右図はわずか8分で得られた同一サンプルの2D COSYです。

操作法に特別な知識は必要とされず画面に従いワクリックするだけです。1Dプロトンスペクトルの中では隠されているにも関わらず、2D COSYでは10程度のプロトンの小カップリングピークを明確にしていることに注目してください。2D COSY MRの機能はベンチトップクラスのNMR機器では特に重要な意味を持ちます。

測定結果図

利便性が高く操作はとても簡単

Spinsolveは通常NMRで使用されるのと同じ5mm径のテストチューブを使用しますのでサンプルのハンドリングは同じように扱えます。Spinsolveは特別な部屋に設置する必要は無く他の計測機器と同様に普段活動されるラボに設置されるので時間のロスをセーブすることが出来ます。専用ソフトウエアーは使いやすく特別なオペレーターを必要としないので学生自身が直ぐに使うことが出来ます。

手ごろな価格設定と安価なランニングコスト

Spinsolveは超伝導用冷媒ガスが不要なためわずかなランニングコストしか掛かりません。電源は必要ですが消費電力は我々が使うPCより安価に成ります。

安全

漂遊磁界は完全に内部に囲い込まれているのでIR, MS等の検出器が設置されているラボに設置しても安全です。

ハイパフォーマンス

Spinsolveのこのクラスの比類なき高感度とスペクトル分解能によって希釈した試料でさえ下図の例のように高感度を提供します。 ミリモーラ(mM)の濃度があれば、ユーザーはわずか7秒でクオリティーの高いデータ取得が可能ですので必要以上のサンプル作成に時間・手間を費やす必要はありません。

下図:クロロホルム中の異なるイブプロフェン濃度(2M, 200mM, 20mM, 2mM)の測定比較

測定結果図

簡単な操作法

Spinsolve NMRスペクトロメーターは外着けPCにインストールされた使いやすいソフトウエアで制御されています。オペレーターにはわずかなトレーニングで使用可能になります。
簡単操作で専属オペレーターは不要、学生・スタッフによるシステム動作が可能です。一旦スペクトラムが得られると直ぐに画像で見ることやメイルやネットワークで送信し更なる解析をPCで行うことが出来ます。
グラフィカル·ユーザー·インタフェース(GUI)は、全ての標準1Dおよび2Dのプロトコルをワンクリックで提供します。 複雑なシム調整も自動で行われ、優れた磁場均一性を発揮します。

グラフィカル・ユーザー・インターフェイス

メンテナンス

Magritek社の開発した永久磁石を使用したSpinsolveは冷媒用液体ヘリウム等、設置する専用場所・専属オペレータを必要としません。
非常に安定的・高感度で他社の卓上タイプNMR装置の追従を許さない優れた均一磁場を発生させる事ができ、しかも一般的な5mmNMR試料管(7″ロング)を使用してロードされ、フィールドロック用の重水素化溶媒も不要です。コンパクトで場所をとらず、簡単インストールで必要なユーザーメンテナンスは基本的なクリーニングだけです。

主な仕様

周波数 42.5 MHz Proton, 40.1 MHz Fluorine, 17.5 MHz Phosphorous, 10.8 MHz Carbon
核種 13C(7Li, 11B, 15N, 23Na,19S等可)
解像度 50%線幅 < 0.5Hz (11.6 ppb),  0.55%線幅 < 20 Hz
圧縮空気 ±0.5℃
プロトン感度 プロトン感度>100:1、1%エチルベンゼンシングルスキャン
サンプル スタンダード5mm径サンプルチューブ、長さ7"
最小サンプル量 200μL
重量 55kg
寸法 58(L) x 43(W) x 40(H) cm
ロック 自動ロック機構
漂遊磁界 2Gシステム周辺

【オプション】オートサンプラー

オプション オートサンプラー

   20ポジションAuto Sampler(オートサンプラー)
   Walk Away System(ウォークアウェイシステム)
   ワークフローの自動化
   シンプルで簡単操作

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