ユーザーのお声
Magritek社卓上型NMR Spinsolveユーザーのお声 01
名古屋工業大学大学院工学研究科
今回は国立大学法人名古屋工業大学大学院工学研究科 柴田研究室 助教住井裕司先生を訪ねてお話を聴かせて頂きました。
2017年11月にSpinsolve 43MHz 19F1Hを導入されました。
先生の略歴
- 2011年 大阪大学薬学研究科博士課程を修了
- 2012年 カルフォルニア工科大学博士研究員
- 2013年 大阪大学薬学研究科特任研究員
- 2014年 同特任助教
- 2015年8月より 名古屋工業大学大学院工学研究科助教
- ——Spinsolve導入を決められた理由は何でしょうか。
- 選定の際に重視したことは, 19F-NMRで十分な分解能がえられること,周囲の温度変化に問題なく測定が行えることです。特に,一般的なNMR装置を測定する場合と同程度の濃度で,良好なスペクトルが得られることが決め手でした。
- ——導入後のSpinsolveのパフォーマンスに満足されているでしょうか。
- 非常に満足しています。置き場所に困らず,メンテナンスフリーで安定したデータが得られるため,日常的に使用しています。また,軽溶媒で測定できるため,反応追跡などの実験で大いに役立っています。
- ——卓上型NMR Spinsolveにこれから期待することは何でしょうか。
- 周波数の大きい機種が開発されて,さらに高分解能が達成されてほしいです。
軽溶媒での溶媒または標準物質のケミカルシフト値の一覧を作成していただけると用途が広がると思います。 - ——不具合や故障の経験はあったでしょうか。
- 導入して1年たちますが,全く問題はありません。
- ——メーカーや代理店にご要望はありましたらどうぞお願いします。
- 中国やヨーロッパではSpinsolveがかなり安く購入できるそうだとお聞きしました。各核種専用にした卓上NMRの導入も考えているので,日本でも安価に購入できるようにしていただけるとありがたいです。